2009年9月4日金曜日

9月の一関

9月3-4日は「久保川イーハトーブ自然再生事業」が進められている一関へ。5月に植生調査を行ったサイトで、研究室OBのO君と秋の植生調査を行った。第二次生物多様性国家戦略以前はほとんど注目されなかった「里山の自然」は、ここ数年では新聞などでも頻繁に取り上げられるになっている。私がみたことのある場所の中で、もっともすばらしい「里山の自然」が残されているのは、この一関である。

今回はちょうど畦にアケボノソウが咲く季節。

初めて見た植物(O君に教えてもらった)ツガルフジ


農業のための畦草刈りやため池管理が生み出した環境と、それをうまく利用して生育する生物。ほんの30-40年前は日本中で普通だったのだろうこの景色が、残っている場所は本当に限られている。


連日のフィールドワークに悲鳴を上げるように、長靴に二箇所も穴が開いた。今回のは寿命6ヶ月だった。