2009年10月19日月曜日

印旛沼10月


オニビシ調査・種子採集で印旛沼(一本松)へ。
現場に着くと湖岸に枯れたオニビシが累々と堆積していて驚いた。
おそらく、ちょうど枯れかかっていたオニビシが先日の台風で湖岸に打ち上げられたのだろう。厚さは6,70cm、幅20mぐらいで帯状に堆積していた。とんでもない量である。

しかし、台風で打ち上げられなかったらこれがぜんぶ湖の中に沈んでいたと思うと、改めて水草の枯死体による有機物供給量の多さを感じた。

この場所では枯死した水草がヨシ帯に打ちあげられ、分解されていたいが、もしコンクリートの垂直護岸だったら、これらは湖の中に堆積していただろう。護岸の形状は湖から陸への波による物質移動に影響するということに気付いた。