2009年12月26日土曜日

古事記の起源

工藤隆著「古事記の起源―新しい古代像をもとめて」読了。

古事記は物語り全体としての整合性よりも、それぞれの場面場面が何のメタファーなのかを考えた方がおもしろい。以前からそう思っていたので、古事記の起源を多様な口承伝説にもとめたこの本のスタンスはとても納得がいった。古事記の様々な場面には、長江流域の口承伝説だけでなく、インドネシアなど東南アジアの神話との共通性が多く見られるという。