2009年12月20日日曜日

「狂い咲き」の傾向

気候の年変動で、例年とは異なる季節に開花するあるいは展葉・落葉する、といったフェノロジーの「異常」は、野生植物よりも人為導入した外来種や栽培品種の方が多いのではないか、と思うのだが、そんな統計ってあるのかな。その場所で自然淘汰をうけていないぶん弱いんじゃないか、という単純な発想なのですが。
関連のことご存知の方がいらっしゃいましたら、ご教示いただけると嬉しいです。

うちの庭ではカロライナジャスミンが咲き始めてしまいました。アジサイは品種によって常緑化しています。

「植物のようにモジュール性の生物の方が、モジュールによってフェノロジーのシグナルにする環境要因が異なるため、中枢神経系で統合されている生物よりも気候変動による適応度の低下が生じやすいのではないか(葉はすっかり休んでいるのに花ががんばってしまうとか)」ということを考えながら、今日は庭の手入れをした。