思い立って(気の迷いで?)ブログ再開。
第6回利根川・江戸川有識者会議の資料中の「追加でいただいた意見」に掲載されている関良基さんの意見、「目標流量よりも最初に議論されるべきは予算制約」を読んで膝を打ちました。国交省の方とのやり取りの中でいつも疑問に思っていたところをずばりと指摘しています。
施設をつくったら必ず維持管理の負担が生じる。これから人口が確実に減って、維持管理にかけられる予算は確実に減るのだから、新しい堤防やダムを(環境に莫大で不可逆な負担をかけて!!)建設するのではなく、既存の施設を手入れ・改良したり、既存の施設で安全が確保しやすいように町のつくりを見直したり(洪水から逃げやすい町づくりなど)すべきなのでは?という単純な疑問。
数十年あるいは百年以上のスケールで考える治水の世界。ほんの60年くらいしたら人口は半分くらいになるのだということを、どこまで考えているのかなあと思ってしまう。