氏家(栃木県さくら市)の勝山城址にある「さくら市ミュージアム」で講演をさせていただく。
その後、勝山城址の植生管理について相談。城跡はごく最近まで、地域の人が薪をとったり、堆肥のために落ち葉をとったりする共有地として管理されてきたそうだ。廃城になっても地域の生活をまもってきた森をこれらからどう活用するか。そこに生物多様性の視点をどこまで入れられるか。
勝山城は、鬼怒川のなかでも扇状地の河原の自然がもっともよく残されている場所に隣接している。勝山城址と隣接する河川公園の一帯は、うまく計画すれば森の生物から水辺の生物までを含む保全拠点にもなるだろう。これからの議論が楽しみだ。10/31