2010年8月31日火曜日

実践報告という報文カテゴリー

編集委員をしている「保全生態学研究」と「応用生態工学」にはそれぞれ「実践報告」と「事例研究」というカテゴリーがあって、これらは、保全活動などの実践を「研究としてみたとき」の調査・実験デザインが不十分でも、実践の根拠、結果、解釈を掲載することで、経験知の共有に寄与することが意図されている。このような報告はしっかりしたデザインの科学研究とうまく呼応することが大切で、峻別できなくなるのは危険だと思う。