2010年7月8日木曜日

7月の三方湖

7月5日の晩に敦賀入り、6-8日まで滞在して、流域の水路の水草を研究することにしたM1久保くんの調査立ち上げと、ルーティンのヒシ調査(7月7日)。

ヒシはすっかり湖面を覆い、個体サイズもほぼピークに達した印象。すでに開花が始まっていた。夏至を過ぎると開花するのかもしれない。湖底の鋤簾調査は、水中茎が絡まって操作できないので断念。

久保くんの研究では、水草だけでなく魚類や巻貝も調査し、昨年の照井君のデータも活かした解析を予定している。今回は魚類調査から開始したが、昨年と比べても外来種(ブラックバス、アメリカザリガニ、ウシガエル)が急増している印象。ここ数年でtipping pointを越えたと思われるような、急速な変化に茫然とした。辛いけれど、このデータをきちんととって、ラムサール条約登録湿地でさえこのような現状であることを示していくことが必要だと思っている。