昨日は鬼怒川のフィールドに行き、地元の方・市の職員の方との打ち合わせをしてから皆でカワラノギクのタネとり。
いったんは絶滅するかと思われた鬼怒川のカワラノギクだが、外来植物(シナダレスズメガヤ)の抜き取り、残存していた個体から採取した種子の播種によって、数は回復しつつある。シードバンクをほとんど作らないカワラノギクは、いつもどこかで新しい種子が生産されていないと地域から絶滅してしまう。しかも、洪水後につくられる明るい礫河原が生育適地だから、ずっと同じ場所にとどまることもできない。こんな植物が存続してきたということは、洪水による裸地形成が、ほんとうに頻繁におきてきたのだろう。
昼に作業を終え、新幹線を乗り継いで松本へ。