2009年2月1日日曜日

やまのかいしゃは、メガネはいらないんだよ

早く帰宅した晩は子供(3歳と1歳)に絵本を読み聞かせている。休日は家にいる間のかなりの時間が絵本読みだ。いま家の子供たちがハマッているのがスズキ・コージ作品。
今日も「きゅうりさんあぶないよ」「ガブリシ」「やまのディスコ」「やまのかいしゃ」「ガッタンゴットン」あたりをヘビーローテーションで読んだ(子供は同じ本を日に何度も何度も何度も読みたがる)。

表題は「やまのかいしゃ」から。

寝坊して飛び乗った電車が会社のある町に向かわないので、成り行きにまかせて「やまの会社」に行くことにした「ほげたさん」。景色のよい山の会社で楽しく過ごし、あまり気持ちが良いので町の会社で働く仲間を山に呼ぶ。社長以下、大勢の社員が山に登ってきて楽しく過ごすのだが、「やまのかいしゃはもうからないので」、会社の仲間はまた元気に山をおりて町を降りていく。でもほげたさんは山の会社を任され、そのままいまでも楽しくやっている。という話。ほげたさんが会社に行きたくないわけではないこと、社長や会社の仲間もほげたさんを咎める様子がないことなどの設定が、この本を魅力的にしているのだろう。何とも面白い。子供がいなければ読むことはなかったかもしれない。

「きゅうりさん・・」「ガッタンゴットン」のようなナンセンスものも大好きなうちの子供たち。将来が楽しみである。まぁ親が読んでいて楽しいから、子供もつられて好きになるのかも。
スズキコウジの絵は本当にすごい。