「自然再生事業モニタリング実習」という大学院実習が6年前に新設され、ずっと担当している。この実習は、自然再生事業の作業やその市民参加型モニタリング調査に学生を参加させるというもので、今年は鬼怒川と霞ヶ浦でそれぞれ一日ずつ野外作業・調査に参加してもらった。今日は実習の締めくくりとして、野外活動に参加した経験を踏まえて、「自然再生事業における市民参加」をテーマに学生どうしで議論をしてもらった。個人でレポートを書いてもらうのもよいけれど、討論をするというのも大学院生らしくていいかな、と思って。
結果はまずまず成功。私にも参考になる意見がいくつか聞かれた。
ただ8人の参加者は意見の同調性が高くて、あえてちょっと極端な反対意見を言ってくれる「サービス精神」のある人がいなかったから、ちょっと平板だったかな。来年はディベート形式に挑戦してみようかな。テーマも、もう少し学生にとって身近で実感を伴って発現できるものにした方がよかったかもしれない。