浮島湿原に行った5日は雨で,暑くなくて助かった.8月の浮島はヌマトラノオやイヌゴマが花盛り.
しかし,通(?)にはこれである.
(コイヌノハナヒゲ)
そして,極めつけはこれだ.
(カドハリイ:絶滅危惧IA類)
遠目には「ヨシ原」だが,ヨシの被度は低く,ヨシより背の低いカモノハシ,コイヌノハナヒゲが優占する.湿生植物の種多様性がとても高い.こんなヨシ原,他にはどこにあるのだろう.浮島湿原の大きな特徴は,現在でも屋根材にするための植物の刈り取りが行われている点,そして,ここ数年は残念ながら停止しているが,冬季の火入れが行われてきた点である.このような種組成の湿地,昔はもっと他の場所にもあったのだろうか.\