Biggs R, Schluter M, schoon ML (eds) 2015. Principles for Building Resilience: Sustaining Ecosystem Services in Social-Ecological Systems. Cambridge University Press.
ストックホルムレジリエンスセンターが進めるResilience Alliance の若手メンバーがまとめたこの本、とても読みやすい。
この本では、社会-生態システムのレジリエンスを高める原則として、以下の7つが説明されている。なおこの7原則の提案は、Annual Review of Environment and Resources に掲載された 'Toward principles for enhancing the resilience of ecosystem services' がオリジナルである。
社会-生態システムのレジリエンスを高める7原則
1.多様性と冗長性を維持せよ。
2.連結性を管理せよ。
3.「遅い変数」とフィードバックを管理せよ。
4.社会-生態システムを複雑適応系として把握せよ。
5.経験と学習を重視せよ。
6.連携を拡張せよ。
7.多中心的なガバナンスシステムを目指せ。