5/23-5/25は豊岡へ。4月に設置した防鹿柵の効果は予想通りテキメンで、思ったより早く仮説を支持するデータがとれそう。とはいえ、2年か3年は続ける必要があるが。哺乳類による湿地の攪乱に依存して生息する生物は多い。ヒトが攪乱(耕作)しなくなっても、シカやイノシシが攪乱することで維持されている動植物がいる。
一般に、森林では増えすぎたシカやイノシシが植物に不可逆なまでにダメージを与え、深刻な土壌流出などの問題を引き起こしているとされる。しかし、私たちがフィールドにしている地域の森林ではあまりそのような印象は受けない。ちゃんと調べていないのでわからないが、林よりも湿地(耕作放棄水田)が主要な採餌場所になっているのではないだろうか。